Excelのデータが一部抜けてしまう場合

Excel経データベース接続を設定している場合、Excel側ではデータが全て入力されているように見えるのに、BarTender側でデータが一部抜けてしまっていることがあります。また、10cm, 50% 等の単位(cm, %)が正しく反映されないことがあります。これはBarTenderがMicrosoft OLEDBを利用してExcelに接続する際、OLEDBが列を数値として認識してしまうために起こります。
以下のいずれかの方法で列を文字列として認識させて回避することができます。

Excelでセルの最初にシングルクォートを挿入する

セルの最初に半角シングルクォート(‘ : Shift + 7 キーで入力)が入力されると、文字列型として認識します。
簡単ではありますが手間がかかります。
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Excelで区切り位置ウィザードを使って文字列書式を適用する

該当の列をひとつずつ選択し、データ>区切り位置 より 区切り位置ウィザードを実行します。
1. カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ でそのまま[次へ]
2. タブ を選択した状態でそのまま[次へ]
3. 列のデータ形式で[文字列]を選択して[完了]します。
これにより既存のデータに文字列書式を適用します。
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Excelデータの1行目に文字列でダミーデータ行を追加し、フィルタでダミー行を除外する

データの最初の1行目に文字列が入っていると、BarTenderはその列を文字列として認識します。これを利用して、データの1行目(Excelの2行目)の各列のセルにダミーデータ( DUMMY 等)を入力すると、データ抜けを防ぐことができます。
この方法は、データを編集・追加する際に書式のことを考慮する必要がないために長期的な運用に向いています。
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BarTenderでダミーデータの行を除外するには、データベースの設定>フィルタ より [+]ボタンで条件を追加し、
任意の列 が 次と等しくない(≠) <ダミーデータ> とします。
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また、1セル256文字以上のデータが途切れる 場合も、同様の方法で該当列のダミーデータに 256文字以上の文字列を入れてください。その列は 文字列型でなくメモ型として扱われ、セルあたり256文字を超えるデータを利用できます。
(データが大きくなりすぎるのを防ぐため、データが256文字に満たない列のダミーデータは DUMMY のみとしてください)

Tag: FAQ エラー データベース V2016

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